6月4日の金価格・金価格動向

金小売り価格 4,970円/g

先週末のニューヨーク貴金属市場の金は下落。米利上げ加速観測を受け金は下落。本日発表された5月の米雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月実績及び市場予想を上回り、さらに平均時給の伸びも加速したほか、失業率も2000年4月以来約18年ぶりの低水準に改善。その後の5月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数も前月から上昇したうえ、市場予想も上回ったため、米連邦準備制度理事会(FRB)による今年4回の利上げの可能性の高まりから金は売られた。ただ、世界的な貿易摩擦に対する警戒感や、イタリアやスペインの政治動向も不安視されていることから、金は買い戻され下げ幅を縮小して引けた。一方、白金は下落。この日も材料がなく金の値動きに連動した。米株価上昇には反応はなく、商いは薄く低調。

2018年6月4日更新

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