9月19日の金価格・金価格動向

金小売り価格 4,722円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は下落。米中貿易戦争による需要減少懸念から下落。トランプ米大統領は前日の夜に、中国による知的財産権侵害を理由とした制裁関税の第3弾を24日に発動すると発表。2000億ドル相当の中国製品に10%の関税を上乗せし、来年からは税率を25%に引き上げるとした。これに対し、中国商務省も同時に報復応酬を本日発表するなど、世界第1・2位の経済大国による報復の応酬が一段と加速したため、金消費大国である中国の金需要低迷観測が浮上し相場を圧迫。ただ、両国は引き続き通商協議の再開を模索しているとの報が伝わったことから通商問題の先行きに楽観的な見方も出ており、下げ幅も限定的となった。一方、白金は上昇。安値拾いの買いが継続した他、米株価大幅上昇に好感した買いで上昇して引けた。

2018年9月19日更新

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