10月30日の金価格・金価格動向

金小売り価格 5,072円/g

先週末のニューヨーク貴金属市場の金は上昇。スペイン東部カタールニヤ自治州議会の独立宣言をめぐり政治的混乱背景から金は上昇。朝方は軟調。本日発表された今年第3四半期の米国内総生産(GDP)速報値の良好な数字により、追加利上げへの警戒感が強まったことから金は売られた。しかし、その後、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事をめぐり、トランプ大統領がハト派とされるパウエルFRB理事を指名する方向に傾いているとの報が伝わると、過度な追加利上げへの警戒感が弱まり、金は買い戻され小幅上昇して引けた。一方、白金は下落。欧州地域でのディーゼル車の新車販売台数に占める割合が低下し、排ガス除去装置の触媒用需要が減少するとの観測や、白金の需要後退に対し鉱山会社の生産量規模を即座には縮小できないとの見方を背景に、供給過剰懸念から軟調に推移した。

2017年10月30日更新

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