9月3日の金価格・金価格動向

金小売り価格 4,672円/g

先週末のニューヨーク貴金属市場の金は上昇。朝方は軟調に推移。新興国通貨の下落を背景としたドル堅調を受けて売られた前日の流れを引き継いで小安く推移。その後は、米国の長期金利の低下を手掛かりに買い戻しが優勢となり、1210ドル台を回復する場面がみられた。ただ、米中貿易摩擦への懸念に加え、トランプ米大統領が世界貿易機関(WTO)からの脱退を警告するなど貿易問題の不透明感が強まったことや、新興国通貨の不安定な動向も安全資産としての金の押し上げ要因となった一方で、ドルの堅調地合いが上値を抑える等、強弱まちまちのなか、終盤にかけ小幅高で引けた。一方、白金は新規材料のないなか、小幅安で引けた。

2018年9月3日更新

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