3月16日の金価格・金価格動向

金小売り価格 6,738円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は反発。先週、総額1兆9000億ドル規模の追加経済対策が成立したことを受け、将来的な物価上昇圧力の高まりを意識したヘッジ目的での金の買いが先行し反発。ただ、米長期金利の指標である10年物国債利回りはこの日も1.6%台で高止まりしており、金利を生まない資産である金の上値は抑えられた。一方、市場は翌16日から2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方に注目。今会合で、米連邦準備制度理事会(FRB)は現行政策の維持を決めるとの見方が大勢となっているものの、声明や議長の発言から景気やインフレに関する最新の見解を確認したいとの思惑が強く、総じて積極的な取引は手控えられた。

2021年3月16日更新

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