7月19日の金価格・金価格動向

金小売り価格 7,114円/g

先週末のニューヨーク貴金属市場の金は反落。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日まで2日間にわたる議会証言で、最近のインフレ高進について「一時的」との見解を堅持。これを受け、当面は物価が高止まりするとの見方が強まり、インフレヘッジとしての側面から金は物色されていた。しかし、16日は米長期金利が持ち直し、これが対ユーロでのドル買いを支援。金相場は割高感に押され、早朝にかけてジリ安となった。朝方発表された6月の米小売売上高は市場予想に反して2カ月ぶりにプラスに転換。5月分が下向きに改定されたことで前日清算値付近に戻す場面があったものの、その後は再び売りが優勢となり、4日ぶりに反落した。

2021年7月19日更新

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