9月28日の金価格・金価格動向

金小売り価格 6,934円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金はほぼ横ばい。朝方は、対ユーロでのドル高を背景にドル建て商品としての割高感から売りが先行。米長期金利の上昇も金利を生まない資産である金相場の重しとなった。ただ、中国恒大集団の債務問題をめぐる懸念がくすぶる中で、安全資産としての金には押し目買い意欲も根強く、小幅なプラス圏に値を戻した。パウエル議長は28日、議会証言する。先週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明は、量的緩和策の縮小開始を11月にも決定することを示唆。FOMC参加者による金利見通しでは、利上げ予想時期が2022年に前倒しされた。市場では先行きの金融政策に関する新たな手掛かりが得られるか発言内容に注目している。

2021年9月28日更新

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