11月30日の金価格・金価格動向

金小売り価格 10,679円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は下落。ウォラーFRB理事は前日の講演で、最近の指標がインフレと景気の鈍化を示しているとして「政策が現在、景気を鈍化させ、インフレ率を2%に低下させる上で申し分ない位置にあると次第に確信している」と指摘。その後の質疑応答で、「ディスインフレが数カ月以上続き、インフレ低下を確信できるなら、政策金利を引き下げ始めることができる」と述べ、利下げの可能性に言及した。これをきっかけに早期の利下げ観測が広がり、米長期金利が低下。金利を生まない資産である金の投資妙味が高まり、このところの騰勢を維持した。また、チャート絡みの買いが相場を支えたとの見方もあった。

2023年11月30日更新

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