3月9日の金価格・金価格動向

金小売り価格 4,929円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は下落。引続き外為市場でのドル高、ユーロ安を受け金は下落。欧州中央銀行(ECB)理事会後の会見で、ドラギ総裁が物価に関して当面は低調な水準が続くとの見通しを明らかにし、政策の正常化を進めることに慎重な姿勢を示すなど、総裁の発言がさほどタカ派的ではなかったことから、外為市場でドルが対ユーロで堅調となり金は売られた。市場関係者の間ではトランプ米大統領が同日にも鉄鋼・アルミニウム輸入制限措置の発動を命じる文書に署名する見通しとなっていることから、最終的な決定内容を見極めたいとの見方が広がり様子見ムードが強まった。一方、白金は下落、新規材料に乏しいなか、小動きに推移。前日比ほぼ変わらずの小幅安で引けた。

2018年3月9日更新

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