4月9日の金価格・金価格動向

金小売り価格 4,993円/g

先週末のニューヨーク貴金属市場の金は上昇。米中の貿易戦争悪化懸念から金は上昇。トランプ米大統領が、中国に対する1000億ドル規模の新たな追加関税の検討を通商代表部(USTR)に指示したと表明したため、米中間の貿易摩擦激化への懸念が再燃。投資家がリスク回避姿勢を強めたため、安全資産としての金が買われる展開。本日発表された3月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が10.3万人増にとどまり、市場予想(19.3万人増)から大幅に下振れしたほか、失業率も前月から悪化したことも金買いに繋がった。その後は、米株価急落を眺めた買いが入る一方で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「利上げ継続が必要」との見解を示したことが重しとなり、上げ幅は限定的となった。一方、白金は上昇。金の上昇に連動し買われた。ただ、米株価大幅下落を受け、需要減少懸念による売りに押され小幅高で引けた。

2018年4月9日更新

まずはお気軽にお問い合わせ下さい
電話:03-3558-0888
Eメール:gold@seiyudo.com

金価格・金価格動向