6月15日の金価格・金価格動向

金小売り価格 5,042円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は上昇。米中貿易摩擦激化への懸念から金は上昇。トランプ米政権が中国の知的財産権侵害に対抗する貿易制裁関税を早ければ15日にも発動する方向で準備を進めていると報道。これに対し、中国外務省高官は本日の記者会見で、これまでの貿易をめぐる米中合意が全て失効することになると対決する姿勢を見せたことから、米中貿易摩擦激化への懸念が再燃し安全資産とされる金は買われ、一時は約1カ月ぶり高値圏となる1310ドル台まで上昇した。ただ、欧州中央銀行(ECB)が本日の定例理事会で、量的金融緩和政策を年末で打ち切る方針を示しながらも、政策金利については少なくとも来年夏まで据え置くとの見通しを示した。これを受け外為市場でユーロが対ドルで上昇し金は上げ幅を縮小した。一方、白金は上昇。金の上昇に連動し買われた。

2018年6月15日更新

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