6月28日の金価格・金価格動向

金小売り価格 4,842円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高、ユーロ安を受け金は下落。ドイツでメルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立政権を組むキリスト教社会連盟(CSU)との間の移民政策に関する対立が解消せず、同国の政局不透明感が強まったため、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを受け金は売られた。加えて、米中貿易摩擦に絡み、対米外国投資委員会(CFIUS)が外資の買収計画を審査するという既存制度の見直しで対応が可能としたことを受けて、通商摩擦などをめぐる米中両国の衝突に対する過度の懸念が後退したことも金の売りを誘った。ただ、売られ過ぎによる安値拾いの買戻しも見られ、下げ幅は限定的となった。

2018年6月28日更新

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