8月12日の金価格・金価格動向

金小売り価格 7,299円/g

 昨日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み急落。NY金は急落。ロシアのプーチン大統領が11日、世界で初めて新型コロナのワクチンを承認したと発表。世界保健機関(WHO)はロシアが認可した新型コロナウイルス感染症ワクチンに関する十分な情報を得ておらず、現時点で評価できないとしたものの、投資家のリスク選好姿勢が強まり、安全資産としての「金」が売られる展開。米国の追加経済対策への期待に加え、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長が、中国は第1段階の通商合意の下、商品(コモディティー)を含む米国製品の購入を継続しているとし、通商合意は良好な状態にあるという認識を示したため、米中対立激化懸念が和らいだことも売り物を誘った。2000ドルの節目を割り込んだことで、テクニカル売りを巻き込む格好となり、清算値(終値)確定後の取引で下げ幅は100ドルを超えた。NY白金は大幅安。金相場の急落やドル堅調を眺めて、一時940ドル台まで下落した。ただ、欧米株価は堅調に推移していることが下支えとなり、清算値(終値)では970ドル台まで水準を戻した。

2020年8月12日更新

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