6月16日の金価格・金価格動向

金小売り価格 7,295円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は続落。市場の関心は、この日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっている。最近のインフレ指標の上振れを受け、量的金融緩和策の縮小開始が示唆される可能性を警戒。米長期金利の指標となる10年物国債利回りがじりじりと上昇する中で、8月物は一時1853.00ドルと約1カ月ぶりの安値を付け、3営業日続落した。この日発表された5月の米卸売物価指数(PPI)は前年比6.6%上昇し、過去最大の伸びとなった。一方、5月の米小売売上高は前月比1.3%減と市場予想以上の落ち込みとなった。ただ、市場ではFOMCの結果を待ちたいとの気分が強く、相場の反応は乏しかった。

2021年6月16日更新

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