8月20日の金価格・金価格動向

金小売り価格 6,982円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は3日続落。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の参加者がテーパリング(量的緩和縮小)の年内開始を「適切」と考えていることが明らかになった。これを受けて、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金などの商品の割高感が生じ、金は売りが先行した。また、朝方発表された新規失業保険申請件数が前週比2万9000件減の34万8000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の36万3000件よりも良い内容となったことも、金の圧迫材料。一方で、新型コロナウイルスの新規感染が世界的に拡大する中、安全資産としての金を買う動きもあり、下値は限定的だった。

2021年8月20日更新

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