9月16日の金価格・金価格動向

金小売り価格 7,003円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は反落。朝方発表されたニューヨーク州製造業景況指数が市場予想を大幅に上回ったことで、米国が早期に量的緩和縮小に踏み切るのではないか、との観測が売り圧力となった。1800ドルの心理的な節目を保てなかったことを嫌気した売りが出たとの見方もあった。ただ、外国為替市場では、対ユーロでドル安が優勢。ドル建てで取引される商品の割安感につながり、金の下値は限定的だった。一方、前日に発表された米消費者信頼感指数(CPI)が市場予想よりも弱い内容だったこともあり、市場では強弱感が交錯。来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方を見極めたいとの思惑もあり、終盤にかけてはこの日の安値圏でもみ合う展開となった。

2021年9月16日更新

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