9月17日の金価格・金価格動向

金小売り価格 6,873円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は続落。米労働省が朝方発表した週間の新規失業保険申請(季節調整済み)は、3週間ぶりに悪化したが、引き続き低水準となった。一方、米商務省が発表した8月の小売売上高は、前月比0.7%増と、市場予想の0.8%減に反し、2カ月ぶりのプラスとなった。米経済回復ペースの底堅さを確認し、安全資産とされる金の売りが活発化した。量的金融緩和策の早期縮小への警戒感を背景とした米長期金利や対ユーロでのドルの上昇も、金の割高感を強め、圧迫要因となった。ただ市場の次の関心は、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に向かっており、売り一巡後は1755ドル近辺で動意に乏しい展開となった。

2021年9月17日更新

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