10月14日の金価格・金価格動向

金小売り価格 7,214円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は急伸。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比35.4ドル高の1794.7ドルとなった。  米労働省が13日発表した9月の米消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比5.4%上昇し、伸びは前月の5.3%から加速。9月の米CPIがインフレの高止まりを示す内容となったことを受け、米長期金利が上昇。対ユーロでのドル高が進行したことで、ドル建てNY金は一時下落した。しかし、その後は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ高進に対応せざるを得なくなるとの見方が台頭し、米債券市場では短期債利回りが上昇する一方で、長期債利回りが低下。この流れから、米長期金利が低下すると共にドルが売り戻され、NY金は急速に買いを集めて急反発。ドル安とインフレ高進が世界経済の成長に打撃を与えるとの懸念にも支援された。

2021年10月14日更新

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