8月11日の金価格・金価格動向

金小売り価格 7,652円/g

 昨日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み反発。NY金は反発。米財務省が前週、香港の自治を侵害し表現の自由を制限したとして、香港の林鄭月娥行政長官ら11人を制裁対象に指定。中国外務省はこれに対する報復措置として、米上院議員ら11人に制裁を科すと明らかにした。米中対立への懸念が一段と強まり、安全資産としての「金」が買われる展開。一時1トロイオンス=2060.80ドルまで上昇した。ただその後は、ユーロ・ドル相場でドルが堅調に推移し、ドル建て相場に相対的な割高感が浮上。利益確定売りも見受けられ、上げ幅を削った。
 NY白金は反発。前週末の下落を受けた買い戻しが入るなか、金相場の上伸に連れた買い物も見受けられ上げ幅を拡大した。ただ、ドル高を受けた売り物に引けにかけて上げ幅を削った。

2020年8月11日更新

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