4月21日の金価格・金価格動向

金小売り価格 8,926円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は続落。米利上げ加速観測を背景に、前日は米長期金利の指標である10年物国債利回りが約3年4ヶ月ぶりの高水準に上昇し、外国為替市場では対主要通貨でのドル買いが加速した。これらが利回りを生まず、ドル建てで取引される金の割高感となって、続落した。しかし、この日朝は米長期金利の上昇が落ち着き、ドルもユーロなどに対して軟化。国際通貨基金(IMF)が前日に今年の世界経済成長率見通しを下方修正したことも安全資産とされる金への資金流入を促した。ただ、米金利の先高感はなお強く、世界的に株価が上昇したことも金相場の上値を抑えて、プラス圏への浮上は阻まれた。

2022年4月21日更新

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