3月10日の金価格・金価格動向

金小売り価格 8,878円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は反発。米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数(4日までの1週間)は、前週比2万1000件増の21万1000件と、3週ぶりに悪化。市場予想(19万5000件=ロイター通信調べ)を上回った。米労働市場の需給逼迫(ひっぱく)が緩和する兆しと受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化への過度の警戒感が若干弱まり、金利を生まない資産である金の買いを後押し。対ユーロでのドル軟化もドル建てで取引される金の投資妙味を増した。さらに米雇用統計の発表を翌10日に控えショートカバー絡みの買いも加わり、相場は一時1840ドル台に迫った。

2023年3月10日更新

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