5月11日の金価格・金価格動向

金小売り価格 9,686円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は反落。米労働省が朝方発表した4月のCPIは前年同月比4.9%上昇(市場予想5.0%上昇=ロイター通信調べ)と2年ぶりの低水準となった。伸びは10カ月連続で鈍化。米連邦準備制度理事会(FRB)による6月の利上げ一時停止観測を後押しすると当初受け止められ、金利を生まない資産である金の買いにつながった。さらに米長期金利の低下を受けてドル安・ユーロ高が進行した場面では、ドル建てで取引される金は割安感に伴う買いが強まり、一時2050ドル台まで上昇。ただ、買い一巡後は利食い売りに押されマイナス圏に沈んだ。

2023年5月11日更新

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