6月16日の金価格・金価格動向

金小売り価格 9,761円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は続伸。前日引け後に、FOMC声明と最新の経済・政策金利見通しが公表され、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見を行った。FRBは大方の予想通りに政策金利の据え置きを決めたものの、年末までにあと2回利上げを行う可能性を示唆。この結果を受け、米金利とドル指数が上昇する中、金相場は割高感などに圧迫されてマイナス圏に沈み、15日早朝には一時1936.10ドルの安値を付けた。しかし、朝方になると買い戻しが活発化し、下げ幅を一掃。FOMCの結果に対する消化が進み、年内2回の利上げが行われる公算は小さいとの見方が広がったことや、朝方発表された一部の米経済指標がさえず、景気減速懸念を強める内容だったことが材料視されたもよう。

2023年6月16日更新

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