12月15日の金価格・金価格動向

金小売り価格 10,291円/g

昨日のニューヨーク貴金属市場の金は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)は前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続で政策金利の据え置きを決定。最新の金利見通しでは来年の利下げ回数想定は前回予想の2回から3回に拡大された。パウエルFRB議長は会合後の会見で、「(利下げ開始が)視野に入っている」と明言。これを受けて早期利下げ観測が一段と強まる中、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金の割安感に着目した買いが活発化している。さらに米長期金利の低下で利子の付かない資産である金の投資妙味が高まり、相場は一時2060ドル台まで上伸。取引終盤で利益確定の売りに上げ幅を若干縮小したものの、相場は強地合いを維持した。

2023年12月15日更新

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